センター長挨拶

ごあいさつ
 
みやぎ心のケアセンターは東日本大震災が発生した年の12月に開設し、市町と協働しながら被災された方々のメンタルヘ
ルスを支える活動を続けてきました。
 
震災から10年が経過し、当時の状況から比べてコミュニティーの外観は少しずつ変化してきました。かさ上げ工事が終わり、道路は整備され、新しい建物が並ぶようになりました。その一方で、こころの復興には個人差があり、内面の回復が追い付かない方々への支援ニーズが高まっていることを感じます。この「コミュニティーの外観」と「人々の内面」のギャップこ
そが、今の復興期における課題の本質なのだと思います。
 
コミュニティー全体が健康になれるように、生活する人々に理不尽な格差が広がらないように、そのためには何が必要なのかを私たちは考え続けています。生活するみなさまも、支援活動にまいしんするみなさまも、活動する私たちも一緒に幸せ
になれるような仕事ができればと思っています。
 
当センターでは、「できるだけみなさんの近くに」をモットーに活動を続けます。被災された方々に寄り添い、市町のメンタル
ヘルス体制の復興に尽力していきたいと考えています。みなさまのご指導とお力添えを心よりお願い申し上げます。
 
令和3年4月1日
 
 みやぎ心のケアセンター センター長
 
福地  成
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